6.後悔しない不動産売却の鍵「境界確認」とは?

福井市で不動産売買と相続のサポートをさせていただいております、春山不動産です。
不動産を売却する際、土地の面積や価格と同じくらい大切なのが「お隣との境目(境界)」をハッキリさせることです。
「昔からここが境目だと言い合っているから大丈夫」「ブロック塀があるから問題ない」と思っていませんか?実は、境界が曖昧なまま売却を進めると、後々大きなトラブルに発展することがあります。
今回は、20年の実務経験をもとに、境界確認の重要性と進め方について解説します。
1. なぜ「境界確認」が必要なのか?
土地を売却する際、売主様には「どこからどこまでを売るのか」を明確にする義務があります。境界が不明確だと、将来のトラブル売却後に「実は塀が越境していた」といった問題が発覚し、損害賠償を請求されるケースもあります。
2. 福井での実例:よくある「思い込み」の落とし穴
福井の住宅街でも、古い分譲地や代々引き継いできた土地では、以下のようなケースによく遭遇します。
- ブロック塀の中心が境界だと思っていた: 実際には、どちらか一方の所有物だったり、塀の内側が本当の境界だったりすることがあります。
- 境界標(杭)がなくなっている: 工事や除雪、経年劣化で杭が動いたり、埋まってしまったりすることは珍しくありません。
- 「昔からの約束」は通用しない: 先代同士が口約束で決めていた境目は、代替わりをすると法的根拠としては弱くなってしまいます。
3. 「確定測量」のススメ
安心・安全に土地を売るためには、土地家屋調査士に依頼して**「確定測量」**を行うことをおすすめします。
これは、隣地所有者の方々に立ち会っていただき、図面と現況を照らし合わせ、全員の合意を得て「境界確認書」を作成する作業です。
💡 アドバイス 境界確定には、隣人の方との良好な関係が不可欠です。
4. 売却を決める前にやっておくべきこと
「うちの土地、境界杭がどこにあるか分からないな」と思われたら、まずは以下の準備をしてみてください。
- ご自宅にある「図面」を探す: 測量図や分譲時のパンフレットなどがヒントになります。
- 現地の杭を自分で確認する: コンクリート杭や十字の金属プレートが見えるか探してみてください。
- 専門家に相談する: 「杭がないから売れない」わけではありません。どう進めるのがベストか、プロの視点でアドバイスいたします。
まとめ:誠実な取引が、次の世代への贈り物になります
境界を整えてから売却することは、買主様への誠意であると同時に、売主様自身を将来のトラブルから守る「保険」でもあります。
「境界のことでお隣と言いづらい」「杭が見当たらない」といった小さなお悩みも、福井で20年、多くの現場を見てきた私がアドバイスをいたします。


