福井市はどのエリアが住みやすい?中心市街地・東部・北部・西部・南部・森田エリアを相場と暮らしやすさで比較

この記事でわかること
- 福井市は「福井駅周辺・中心市街地」「東部」「北部」「西部」「南部」「森田・北西部」の6エリアで、坪単価に約2倍の開きがある
- 坪単価が高い=資産性が高いとは限らない。中心市街地は敷地が狭く、総額では東部・北部の方が上回るケースも多い
- エリア選びは価格だけでなく「通勤・通学のしやすさ」「商業施設の近さ」「区画の広さ」など暮らし方の相性で決めるのが失敗しないコツ
- 詳しい相場データ(取引価格の推移・築年数別の目安)は当社の相場ページで公開している
福井市の6エリア区分とは
「福井市で家を探したいけれど、どのエリアがいいのか分からない」というご相談を、購入検討中の方からも売却検討中の方からもよくいただきます。福井市は町名の数が多く、市外から見ると土地勘がつかみにくいためです。
そこで当社では、国土交通省の取引データをもとに福井市の市街地を次の6エリアに区分して整理しています。
「中央値」とは、取引を安い順に並べたときに、ちょうど真ん中に位置する1件の価格のことです。極端に高い・安い取引に結果が引きずられにくい代わり、あなたの物件の価格がこの数字ちょうどになるとは限りません。あくまで「このエリアの取引はこのあたりが目安」という参考値としてご覧ください。
| エリア | 主な町名 | 坪単価 中央値 |
|---|---|---|
| 福井駅周辺・中心市街地 | 中央・順化・宝永・日之出・松本・春山・文京・大宮 | 22.8万円/坪 |
| 北部エリア | 灯明寺・開発・高木・新田塚・二の宮・高柳 | 20.0万円/坪 |
| 東部エリア | 城東・和田・四ツ居・御幸・成和・丸山 | 19.1万円/坪 |
| 西部エリア | 光陽・渕・若杉・学園・日光・加茂河原 | 18.7万円/坪 |
| 南部エリア | 足羽・木田・花堂・板垣・西谷・月見 | 17.6万円/坪 |
| 森田・北西部エリア | 森田・上野・栗森・石盛・八重巻 | 12.6万円/坪 |
出典:国土交通省「不動産情報ライブラリ」不動産取引価格情報(福井市/2025年の中央値、各エリア35〜58件)を当社が集計。エリア区分は当社が独自にまとめたものです。美山・清水など旧町村・山間部エリアは集計対象外です。単年データのため、年によって数値が変動する点にご留意ください。
坪単価(中央値)だけを見ると中心市街地が突出して高く見えますが、これは「エリアの価値=坪単価」と捉えると誤解のもとになります。次の章で、価格の裏側にある暮らし方の違いを見ていきましょう。
各エリアの特徴と暮らし方
福井駅周辺・中心市街地
JR福井駅、えちぜん鉄道、福井鉄道が使え、徒歩・自転車圏に商業施設や病院が揃う利便性の高さが最大の魅力です。反面、敷地は狭小地・変形地が多く、区画の広さを求めるファミリー層には手狭に感じられることもあります。単身者や高齢のご夫婦など「車に頼らず暮らしたい」層からの需要が根強いエリアです。
東部エリア(城東・和田方面)
中心部からほど近く、国道158号沿いにロードサイド店舗も揃うため生活利便性と住宅地としての落ち着きを両立しやすいエリアです。比較的まとまった区画が取りやすく、ファミリー層の住み替え先としても人気があります。取引価格の中央値が中心市街地を上回る背景には、この「敷地の広さ」があります。
北部エリア(灯明寺・開発方面)
通り沿いに大型商業施設や飲食店が集積し、車での買い物利便性が高いエリアです。ファミリー向けの分譲地開発も活発で、子育て世帯からの人気が安定しています。
西部エリア(光陽・渕方面)
住宅街としてのまとまりに加えて、幹線道路沿いには商業施設も点在しています。中心部ほどの密集感はないものの日常の買い物には困りにくく、住環境の落ち着きと生活利便性のバランスを重視する層に選ばれているエリアです。
南部エリア(足羽・木田・花堂方面)
足羽山・足羽川に近く自然環境に恵まれつつ、花堂周辺の商業集積や幹線道路へのアクセスも確保できるバランス型のエリアです。取引件数が6エリア中最多で、市場に出る物件の選択肢が多いのも特徴です。
森田・北西部エリア(森田方面)
、近年区画整理による大規模な分譲地開発が進んだエリアです。坪単価は6エリア中もっとも抑えめですが、中古戸建の取引価格は逆に最も高い水準にあります。これは築年数の若い物件が多く出回っているためで、「新しい住宅地に住みたい」層の受け皿になっています。
エリア選びで後悔しないための3つの注意点
これまで多くの購入・売却相談を受けてきた中で、エリア選びに関して実際によくある失敗パターンをご紹介します。
- 失敗例1:「駅に近いから」という理由だけで中心市街地の狭小地を選び、駐車場2台分の確保に苦労した
- 失敗例2:坪単価の安さだけで郊外エリアを選び、後から通勤時間の負担の大きさに気づいた
- 失敗例3:エリアの相場だけで売却価格を見積もり、実際の査定額とのギャップに戸惑った(同じエリアでも接道・間口・築年数で価格は大きく変わります)
こうした失敗を避けるための対策は次の3点です。
- 希望条件に優先順位をつける(通勤・通学、駐車台数、予算のどれを最優先にするか)
- 坪単価だけでなく「総額」と「敷地の広さ」をセットで比較する
- 売却を検討する場合は、エリア相場を参考値としつつ、必ず個別の無料査定で実際の価格を確認する
まとめ
- 福井市の市街地は6エリアに分かれ、坪単価には約2倍の開きがある
- 坪単価が高い=資産性が高いとは限らず、敷地の広さによって総額は逆転することがある
- エリアごとに通勤・商業施設・区画の広さといった暮らし方の特徴があり、価格だけで選ぶと後悔しやすい
- より詳しい相場データ(年別推移・築年数別の目安)は、当社の相場情報ページで公開している
「自分の希望に合うのはどのエリアか」「今住んでいるエリアなら売却でいくらになりそうか」——迷ったときは、地域の取引動向を日々見ている専門家に相談するのが近道です。お気軽にご相談ください。

福井市のエリア選び・不動産売買のご相談
この記事を書いた人:代表者 間 麗 (はざま あきら)
不動産業界歴20年の知見を活かし、福井市春山にて「春山不動産」を開業。不動産売買・賃貸の仲介から、管理、コンサルティング、相続・空き家・建物解体のご相談まで、一人ひとりに寄り添い手厚くサポートいたします。
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