火災保険は2026年10月にまた値上がり?福井市の持ち家所有者が今確認すべきポイント

この記事でわかること
- 火災保険料は2015年以降ほぼ2〜3年おきに値上げが続いており、直近の公式な改定は2023年6月届出・2024年10月契約分からの全国平均13%引き上げ
- 「2026年10月にも値上げ」という情報が出回っているが、2026年8月時点で損害保険料率算出機構(GIROJ)からの正式発表はまだない見込み情報の段階
- 値上げの有無にかかわらず、契約から年数が経っている証券は「水災補償」「保険期間」「建物の構造級別」が実情と合っていないことがある
- 特に空き家や賃貸中の物件は保険の更新が後回しになりやすく、見直しは「値上げ前」ではなく「気づいたとき」がベストタイミング
「火災保険料がまた上がるらしい」という話を耳にして、ご自宅や空き家の保険証券を確認したことはありますか。実際、火災保険料は近年値上げが続いており、次の改定が話題になっています。ただし、この情報にはまだ不確かな部分もあります。今回は、福井市内で持ち家をお持ちの方に向けて、値上げの現状と、値上げの有無にかかわらず今のうちに確認しておきたい証券のチェックポイントを解説します。
なぜ火災保険料は値上がりが続いているのか
自然災害の増加と保険金支払いの増加
近年、台風・大雨・ひょう害などによる保険金支払いが全国的に増加しており、損害保険会社の収支を圧迫しています。あわせて資材費・人件費の高騰で建物の修繕コストも上昇しているため、保険会社が将来の保険金支払いに備える「参考純率」(保険料の基準となる料率)自体が引き上げられる傾向が続いています。
「水災料率」の地域細分化で保険料差が拡大
2023年6月の改定では、水災(洪水・土砂災害など)の補償部分の保険料が、市区町村単位でリスクの高低に応じて5区分に細分化されました。同じ福井市内でも、ハザードマップ上のリスクによって水災部分の保険料に差が生まれる仕組みになっています。ご自宅がどの区分に該当するかは、証券や保険会社への確認で分かります。
2026年10月改定の噂と、現時点で分かっていること
一部の保険・不動産系メディアでは「2026年10月に火災保険料が再び値上げされ、改定率は10%台になる見込み」と報じられています。しかし本記事執筆時点(2026年8月)で、損害保険料率算出機構(GIROJ)の公式サイト上に2026年の参考純率改定を確定する発表は確認できていません。つまり現段階では「見込み情報」であり、確定した事実ではない点にご注意ください。とはいえ、2015年・2019年・2021年・2024年と改定のたびに値上げが続いてきた経緯を踏まえると、いずれ何らかの改定が行われる可能性は高いと考えられます。最新の状況は、加入している保険会社や代理店に確認するのが確実です。

見直しのタイミングと確認すべき3つのポイント
①保険期間の残りと契約タイプ
火災保険は現在、最長5年契約が主流です。長期契約は保険料が割安になる傾向がある一方、契約中に値上げがあっても保険料は変わりません。逆に言えば、値上げ「前」に長期契約へ切り替えるほうが有利になるケースが多いため、契約の残り年数は早めに確認しておきたいポイントです。
②水災補償の要否
ハザードマップ上のリスクが低いエリアでは、水災補償を外すことで保険料を抑えられる場合があります。ただし近年は想定外の内水氾濫なども起きているため、外す判断は必ずハザードマップと保険会社の説明を確認したうえで行ってください。
③建物の構造級別・築年数の反映
建て替えやリフォームで建物の構造が変わった場合、証券の情報が古いままだと保険料が実情と合っていないことがあります。特に空き家を相続した場合は、前所有者の契約内容を引き継いだまま放置されているケースが少なくありません。
現場でよくある失敗例と対策
- 失敗例1:相続した実家の火災保険が契約者本人(故人)名義のままで、更新のお知らせに気づかず失効していた
- 失敗例2:水災補償を外したあとにゲリラ豪雨で床下浸水したが、補償対象外だったため全額自己負担になった
- 失敗例3:「そのうち見直そう」と後回しにしているうちに満期を迎え、自動継続で従前の割高な条件のまま更新されてしまった
こうした失敗を避けるための対策は次の3点です。
- 相続や住み替えで所有者が変わったタイミングで、証券の名義・連絡先を必ず更新する
- 水災補償を外す・減らす判断は、必ずハザードマップと保険会社への確認をセットで行う
- 満期の1〜2か月前には証券を確認し、値上げの有無にかかわらず補償内容を見直す習慣をつける
まとめ
- 火災保険料は近年値上げが続いており、2026年10月の再改定も報じられているが、2026年8月時点で公式発表はまだない
- 値上げの有無にかかわらず、証券の「保険期間」「水災補償」「構造級別・築年数」は定期的に確認しておきたい
- 特に相続した空き家は名義・連絡先が古いままになりやすく、更新の見落としに注意が必要
- 見直しのベストタイミングは「値上げの発表を待つ」ことではなく「気づいたとき」
火災保険は不動産会社が直接ご案内できる分野ではないため、具体的な保険料の見積りや商品の選び方は、加入中の保険会社・代理店にご確認ください。一方で、保険の見直しは「この家をこの先どう維持していくか」を考えるきっかけにもなります。空き家の管理、続ける?手放す?判断のポイントや、住所・氏名が変わった際に必要な不動産の住所・氏名変更登記もあわせてご確認いただくと、資産の維持管理全体を見直す機会になります。維持と売却のどちらが良いか迷う場合は、春山不動産までお気軽にご相談ください。

福井市の不動産のご相談
この記事を書いた人:代表者 間 麗 (はざま あきら)
福井市の「春山不動産」代表。不動産業界歴20年の知見を活かし、不動産売買・賃貸の仲介から、管理、コンサルティング、相続・空き家・建物解体、住宅ローンのご相談まで、一人ひとりに寄り添い手厚くサポートいたします。
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